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夏目漱石の「坊ちゃん」

夏目漱石の「坊ちゃん」

夏目漱石の代表作の一つとして「坊ちゃん」という小説があります。

今年の正月にテレビドラマとして嵐の二宮さんが演じてましたね。
僕も気になってみたのですが、なかなか良い出来で面白かったと思います。
この坊ちゃんという作品は、痛快であり、人間描写も滑稽で面白いのでとても面白く読めるんですが、
でも、色々な読み方も出来る名著だと個人的には思っております。

単純に、インテリで意地悪な赤シャツに対する勧善懲悪的なお話としても読めますし、
赤シャツを近代や外国的なものととらえて、坊ちゃん本人は古風な日本(江戸)的な感覚というものとしても読めます。
読み方によっては、漱石の中にある2つの人格で、インテリ的な自分に対する自己批判としても読めます。

最終的には「坊ちゃん」は赴任先であった学校から離れるので「敗北」したと捉えてしまうのですが、それもこれからの時代は赤シャツのような人では生き残れないといわれているようでもあります。

執筆時点ではどこまで想定していたのかは分かりませんが、大人になって読むとまた違った視点で読めるのでとても面白いですね。

結局は、真っ直ぐであり無鉄砲、損な性格ではありますが、僕は「坊ちゃん」が大好きです。
こういう男って魅力的だと思います。

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