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会社って社長のものじゃないの?

会社って社長のものじゃないの?

最近、有名な家具屋さんで創業者と現社長の間で、経営方針の争いが起こり世間を騒がせていますね。

実は僕が10代の頃、テレビドラマをみていて、自分の作っている会社の社長を外されるみたいな話があって、
「会社って社長のものじゃないの?」「なんで辞めさせられるの?」なんて思った記憶があります。

その後、会社法(当時は商法の中に定められてました)の勉強を始めると、会社って社長=代表取締役のものではなく、「出資をした株主のもの」なんだってことが分かるようになりました。

会社が小さい頃は、1人又は少人数の出資で設立され株主がそのまま取締役・代表取締役社長なんかになりますが、事業規模が多くなるにつれ資金も必要になるので、出資者を募り、その事業や会社に魅力があれば、
出資だけして経営に参加しない株主(配当目的など)も増えてくるので、その分、創業者である社長の持ち分が減り、会社の役員や基本方針を決める力が弱くなってくるってことになってくるんです。

だから、社長も株主に支持されるように経営を行う必要が出て来て、支持を失うと社長の座からおろされるんです。

結局、会社は社長により動きますが、出資をして事業の失敗のリスクを負う株主のものなんですね。

 

僕の関わる機会の多い会社は、株主1人でそのまま社長になってるような会社が多いのですが、相続なんかが発生すると、親族が株主になったりして、後継者争いに生じる潜在的危険性がありますね。

そうなると、会社が動かなくなってしまいかねませんので、
やはり小規模の会社では特に後継者などを決めて「事業承継」の準備って重要だろうと思います。

 

中小企業の皆様、万が一の場合でも揺るがないような会社運営を心掛けてくださいね☆

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