以前から気になっていた高倉健さん主演の映画「あなたへ」がWOWOWであっていたのでみてみました。
ゆる~~い感じで時間が流れるストーリー展開なのですが、とても感動しました。
基本的には夫婦の一方を亡くし、残された者の物語という感じです。
そこには夫婦愛だけではなく、それぞれの人が抱える心の闇というか苦しみもリンクしながら描かれていました。
愛する人を失った者、又は失おうとしている者としては、引きずってしまうことも多いだろうと思います。
映画の中で、北野武さんが演じる人物が「旅」と「放浪」の違いは、「帰る場所があるか否か」と言ってました。
それぞれの人には故郷がありそこから旅に出ているだけなのかもしれません。
映画のストーリとしては、「亡くなった奥さんの希望で遺骨を故郷に散骨する」というだけです。
亡くなった者が帰る場所に戻った後は、
残された者は放浪しないように気をつけないといけないのかもしれませんね。
そして、結論的には、みんな「それぞれの時間を生きている。」「あなたはあなたの人生を」って感じでしたが、まさに、その言葉の意味を伝えるための作品のように感じました。
そうやって、引きずらせないように、相手のことを想う気持ち、そこには「愛」を感じました。
そして「これからの人生は自分で歩き変えることもできる」そんなメッセージも感じました。
作品を見られていない方からすると、何言ってるの?って感じかもしれませんが、
この作品を見た後には、愛する人を想う気持ち、残される者がどのように生きていくべきかなど色々と考えちゃいます。
こういう映画を楽しめるようになってきたなんて、僕もちょっぴり大人になって来れたのかな~~。
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