特定行政書士ってまだまだ聞きなれない方が多いかと思いますが、
簡単に言いますと、許認可における不服申し立ての代理権を持った行政書士ということです。
申請して、思うような結果が得られない場合に不服申し立てという手段がありますが、
今まではいくら許認可申請に携わった行政書士でも代理で不服申し立ては出来ませんでしたが、
これからは行政書士の申請案件については不服申し立ての代理ができるようになったということです。
不服申し立ては行政庁自身による審査ですので、適法性のみならず妥当性についても審査が行われることになるので、多くの不服理由があげられることにより、行政庁に意見が上がることも増える可能性もあるといいな~~なんて思います。
今年、特定行政書士になるための研修が初めて行われますので、その後、近いうちに特定行政書士が誕生することになります。
書士会では盛り上がってるようですが、僕は、特定行政書士研修についてはそれほど興味がないです。
というより、まだまだ許可申請について不服を持てるほどのスキル、経験・意見が無いという感じです。
単純に僕が「これでは許可は難しいだろうな~~」と思う案件では不許可になりますし、「大丈夫でしょう」と思う案件は許可が出てる感じです。
多くの案件に携わってくると、これで許可が出ないのはおかしいという案件にも出会うのかもしれませんが、再申請する方が早いのかな~~なんて思っちゃいます。
でも、不服審査により判断を覆せたりすると、その行政書士は重宝されるようになるんだろうな~~とも思ってます。
まだまだ制度ができたばかりです。
僕としては法科大学院で新制度が定着する難しさを経験してしまってるので、どうも懐疑的な見方になってしまいます。
これから力のある先生方に特定行政書士として活躍してもらい、「特定行政書士に頼むといいらしい」ってなってくれると、行政書士の認知度向上するのかな~なんて思ってます。
今後の動向が楽しみです。
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