離婚の際に、夫婦として築いた財産の分与方法や、今後の養育費などを話し合うことになります。
僕らは離婚協議書を作らせていただくことが多いのですが、特に子供を引き取られる側からすると「養育費をちゃんと支払ってもらえるかが不安」とのことで、協議書を「執行受諾文言付の公正証書」とすることをお勧してます。
ただ、離婚協議書に記載したものを全て書いちゃうと、公証役場での手数料がちょっと高めになっちゃう（養育費は子供が成人するまでの金額を合算して計算される）し、用意する準備書類が多くなってしまうので、僕は離婚届け提出までに解決するものはできるだけ記載せずに、養育費などの必要な内容だけで公正証書にすることが多いです。
でも話を聞くと、財産分与の時の「車」や「保険」、相手方名義の不動産で相手がそのまま保有する場合なんかでも、公正証書に記載される同業の人も多いようですね。
どちらが公正証書作成の費用を負担するかにも関わってくると思いますが、ある程度財産がある方で相手方負担ということであれば、離婚協議書と公正証書を二つ保管するのも面倒だし、無くした場合に再発行してもらえる公正証書に一本化するという考えもあるかもしれませんね。
でも、目的は後の不履行の場合の履行強制なのだから、養育費だけとかで作成すれば、準備する書類も不要になり、作成も早いというのも魅力ではあります。
そういう部分は、それぞれの事情として考えてもらう方がいいんでしょうね～。
色々なやり方やメリット・デメリットを勉強してより良い形で、アドヴァイスできるようにしたいな～と思います。
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